志賀の大仏 しがのおぼとけ

大津市志賀里町甲

滋賀里の集落を過ぎ、百穴古墳群を右に見てさらに山道を登る。

ここまで来るとさすがに汗だくで、道の脇には清らかな小川が流れ、いかにも涼しそうだ。

左手に、磨崖仏が現われる。

信仰の仏さまだろう。祭祀道具もあり、供花もされている。

もう少し進むと、お堂が見えてきた。

阿弥陀如来像

高さ3.5m、幅2.7mの花崗岩に、高さ3.1mの像が彫られている。

とても柔和な顔、やさしい仏さまだ。

鎌倉時代、13世紀頃の作といわれている。

堂内に、「みろく菩薩 御詠歌」が掲げられていた。

ありがたや みろくの慈悲は かぎりなき しずむわれらを すくい給わん

仏さまの座高が高すぎて、堂の中には入れません。頭が見えてますよ。

背中はまるで風避の石の壁のようだ。仏さまを盾に、もったいないことである。

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志賀の大仏

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