園山公園  古墳遺跡

大津市園山2丁目

小高い丘陵地に園山公園があるが、一帯が東レの私有地らしい。

公園は市民に開放されているようだが、周囲がすべて東レの施設で、社宅・寮、そして駐車場などがあり、なんとなく入りづらい。

公園内には、園山稲荷神社がある。

その周囲に、いくつかの古墳らしき小山が見える。

古墳時代後期の横穴式石室をもった円墳が10基あまり確認されているという。

4基を写真に収めることができたが、すべて石で囲われたり、杭が周囲に回らされたり、ていねいに管理されている。

稲荷神社の祠が3つもあり、その基壇になっているのも古墳だろうかと思われる。

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ところでこの園山は、壬申の乱にまつわる伝承があって、

瀬田橋の戦いで大友皇子軍の先鋒として勇敢に戦い戦死した智尊を葬った山という。

この伝承では、智尊は僧だったとされていて、もとは「僧の山」とよばれていたのが、なまって園山になったという。

このことが稲荷神社横にある「園山の沿革」にも書かれているが、

「大和の向原寺の傑僧横岸智尊が軍師・・・・・之を葬って僧の山・・・」とある。

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『日本書紀』天武紀では、ただ「智尊」としか記されていないが。

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