福林寺跡磨崖仏
 

滋賀県野洲市小篠原
 
野洲市三上山の北約2`、甲山の麓に福林寺跡磨崖仏はある。
主には、3つの大きな岩に磨崖仏は彫られている。1つは、観音・阿弥陀・地蔵の三体の半肉彫りされたもの、その奥に十四体の地蔵菩薩と思われる像が浮彫りされたもの、林道少し離れて、合掌する小磨崖仏が浮彫りされたものがある
観音菩薩・阿弥陀如来・地蔵菩薩(室町時代後期の作といわれる)
 
その昔、辺りにはもっと多くの磨崖仏があったという。
明治・大正のころ、大阪の富豪が自宅の庭に持ち去ったと伝わる。
観音菩薩像の右周囲には、今に痛々しくノミの跡が残る。

 二側面に十四体の地蔵菩薩

丸顔の素朴な地蔵であるが、可愛くユーモアな像である
 
三側面に13体の合掌する仏
 
 
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近江の石仏 滋賀県 福林寺跡

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