磨崖仏・耳だれ不動
滋賀県大津市大石富川町
大津市大石から信楽に通じる道の信楽川沿いに岩屋耳不動尊・磨崖仏はある。
40bを越える大岩壁に刻まれた阿弥陀三尊像である。中尊の阿弥陀如来は、像の周りをやや深く彫り沈め、板彫風に線や面を薄肉彫りした陽刻である。観音菩薩と勢至菩薩は薄肉彫りである。
この磨崖仏は、右耳の脇から山水がしみ出るので、「耳だれ不動」と呼ばれ、耳病の人の信仰を集める。
鎌倉時代の作といわれる。
観音菩薩立像
阿弥陀如来坐像
勢至菩薩立像
「近江の石仏一覧」に戻る
近江の石仏 滋賀県 岩屋耳不動尊