宇智郡 十一座 並小
祭 神 内臣の祖で孝元天皇皇子の彦太忍信命を祀るという説が一般的であるが、当社を俗に国生さんと称するところから、伊邪那岐命・伊邪那美命を祀るとも伝える。
阿陀比賣神社
祭 神 阿陀比売命 火須勢理命 火照命 彦火火出見命
由 緒
創立は崇神天皇十五年と伝える。神亀七年、荒廃した社殿をみて藤原武智麻呂は金の神幣を寄附し社殿を改築した。郷氏尊崇して四時の祭祀を行なった。就中三月二十日は安産祈願の日として神徳顕かである。即ち古来より安産の神として信仰深く、男子を欲する時は白女子は赤の鈴の緒を腹帯として戴き、お礼に新しい布を奉納する習しとなっている。
荒木神社
祭 神 建荒木命(大荒木命)
由 緒
『万葉集』に、
かくしてや なほやまもらむ 大荒木の 浮田の社の 標にあらなくに 巻11−2839
丹生川神社
祭 神 水波能売命
由 緒
雨師神を祀るという。
二見神社
祭 神 水波能売命 (二見首の祖富須洗利命を祀るともいわれる)
由 緒
古文書等に「雨主大明神」とみられ、境内には「史蹟雨師神社」の石碑が立つ。
宮前霹靂神社
祭 神 宮前霹靂大神 (霹靂は雷鳴を意味する)
式内社火雷神社に掲載
火雷神社
祭 神 火雷神
高天岸野神社 鍬
祭 神 市杵島姫命 (岸野弁財天と称する)
落杣神社 鍬
祭 神 大山祇命
由 緒
御霊神社本殿に合祀されている。
高天山佐太雄神社 鍬
祭 神 不詳 (須佐之男命とも高天佐太雄神とも)
由 緒
金剛山南西の神福山山頂に鎮座
一尾背神社
祭 神 不詳 (一言主神とも水分神とも)