野洲郡 九座 大二座 小七座

御上神社 名神大 月次新嘗

御上神社 野洲市三上
祭 神  天之御影命
神 紋  釘抜紋
境内社  若宮神社 三宮神社 大神宮社 竈殿神社 御鍵取神社 愛宕神社
由 緒
  祭神天之御影命は、孝霊天皇六年三上山に降臨、神孫の三上祝等は三上山の巌の磐境を神体山と定め祀る。
  山は標高428米で、山麓から山頂まで岩磐が連なり、山頂には大きな岩座がある。奈良朝に至り、元正天皇の養老二年
  藤原不比等が勅命を受け、飛騨の工匠を造営使として、榧木原と称した現地の榧の木で社殿を造営。本殿の背面には、
  扉を設けてあるがこれは祭典時に山を拝んだ神体山信仰の遺構を示している。写真下段は三上山山頂の奥宮
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小津神社

小津神社 守山市杉江町
祭 神  宇迦之御魂命 素盞嗚命 大市姫命
神 紋  左三ッ巴
境内社  二宮神社 三宮神社 地主神社 市杵嶋姫神社 稲荷神社 杉神社 金刀比羅神社 天満神社 龍神社
境外社  熊野神社 八幡神社 欲賀神社 岩崎神社 光治神社 天満神社 小津若宮神社 天満宮 若宮神社 二宮神社
由 緒
  日本武尊の孫小津君がこの地を開拓し、祖神を祀った。允恭天皇の皇姫玉津姫の願により大宅臣木事連に命じて宇迦之御魂命を祀った。
  『古事記』に、倭建命の子足鏡別王は小津君の祖なり。
                                                                            . 

  

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下新川神社

下新川神社 守山市幸津川町
祭 神  豊城入彦命 小楯姫命
神 紋  左三ッ巴
境内社  愛宕神社 鹿嶋神社 白山神社 護国社 牛神社
由 緒
  元正天皇霊亀二年開拓の祖、野洲川の司水神として崇敬されたと伝える。
                                                                            . 

  

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兵主神社 名神大

兵主神社 野洲市五条
祭 神  大己貴神
神 紋  亀甲に鹿角
境内社  相殿神社 若宮神社 手名椎神社 足名椎神社 手洗御前神社 両皇太神宮 水神社
境外社  乙殿神社 八幡神社 吉地神社 産土神社 矢放神社 野々宮神社 稲荷神社 狩上神社 苗田神社 千原神社
      戸津神社 三宮神社 杜若神社
由 緒
  景行天皇は、矛の神威を畏こみ穴師(桜井市)の地を選び、兵主大神を皇子稲背入彦命に祀らせた。さらにその後、
  景行天皇は、近江国高穴穂宮に遷都するにあたり、この大神を穴太の地に遷座した。そこでこの穴太(大津市坂本
  穴太町高穴穂宮跡)を「元兵主」と呼ぶ。のち欽明天皇の時代に、播磨別等(兵主族の祖先)が琵琶湖上を渡りこの
  地に移住するとき、再び大神を遷座し兵主大神の鎮座する地として祀った。また、稲背入彦命を乙殿神と崇めこの神
  域に神主播磨別の祖神として祀った。
  社殿の創建は養老元年、元正天皇の勅定によると伝える。
                                                                            . 

  

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比利多神社

浅殿神社 野洲市比留田
祭 神  積羽八重事代主神 大国主神 木花佐久夜比賣神 天御中主神 宇賀之御魂神
神 紋  亀甲
由 緒
  兵主神社所管社二十一社の一。比留田神社とも称する。大国主神は、兵主神社の祭神。
                                                                            . 

  

二ノ宮神社境内比利多神社 野洲市西河原
祭 神  開花天皇皇子日子坐王命
由 緒
  欽明天皇六年、豊積荘に降臨、比留田字上山に鎮座。建久年中に、西河原ニノ宮神社の境内に遷されたと伝える。
  悪皇子社とも浅殿神社とも称される。兵主二十一社の一。
  また、口伝によれば、本兵主とも称し、養老二年、兵主大神が八ッ崎浦に降臨したとき比利多神が兵主郷に迎えたと
  いわれる。
                                                                            . 

  

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上新川神社

新川神社 野洲市野洲
祭 神  須佐之男命 大物主命 奇稲田姫命
神 紋  抱茗荷
境内社  大神宮 多賀神社 日吉神社 若宮神社 厳島神社
由 緒
  社伝には、天武天皇が大友皇子と野洲川を隔てて皇位を争ったとき勝利祈願をし、
  成就し即位した朱鳥元年、造営したと伝える。
                                                                            . 

  

新川神社 守山市立入町
祭 神  小楯比賣命
神 紋  左三ッ巴
境内社  神明神社 豊受神社 須佐之男神社 稲田比賣神社 松尾神社 日吉神社 住吉神社 熊野神社 愛宕神社
      春日神社 八幡神社
由 緒
  社伝によれば、霊亀二年に大新川神霊を野洲と幸津川二邑に分祀するとある。創祀は河川の氾濫を守るため、野洲川の
  ほとりに司水神として祀られた社であり、現社殿の上流野洲川河川敷に旧社殿跡がある。
                                                                            . 

  

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馬路石邊神社

馬路石邊神社 守山市吉身
祭 神  建速須佐之男命 大己貴命
神 紋  木瓜
境内社  事代主神社 住吉神社 神明神社 八幡神社 山王神社 稲荷神社
由 緒
  社伝によれば、創祀は白鳳三年、建速須佐之男命を祀り、朱鳥元年大己貴命を合祀したことに始まる。
  社名の馬路は、平城京跡出土木簡「益珠郡馬道郷石邊玉足」、森ノ内遺跡出土木簡「馬道首」に見える地名、
  石邊とは馬道郷の土豪石邊君氏の姓で、馬道(路)郷の石邊君の氏の社である。
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己尓乃神社二座

己尓乃神社 守山市洲本町
祭 神  伊邪那岐命 伊邪那美命 天児屋根命 伊香津臣命
境内社  己爾乃若宮
由 緒
  淳和天皇の天長六年に伊香厚武が創祀したと社伝は記す。伊香厚武は、伊香宿彌豊厚をとする十一代目の末孫であり、
  大夫厚武と称した。故に、創建時の祭神は天児屋根命と伊香津臣命を祀ったのである。
  明治十四年、伊邪那岐命伊邪那美命を合祀。
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己尓乃神社 守山市洲本町
祭 神  大己貴命 天津彦根命 素盞嗚命
境内社  稲荷神社 天満宮 大城神社
由 緒
  己爾乃御前社と称され、文武天皇の大宝三年に中臣為恵が創建したと伝える。
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