あし
葦辺行く 鴨の羽がひに 霜降りて 寒き夕は 大和し思ほゆ 巻1−64
私の住む近江、琵琶湖では湖岸沿いであちこち「あし」を見ることができる。
琵琶湖に外来の魚のブルーギルやブラックバスが大いに繁殖し、在来魚のフナやモロコが減りつつある。
その在来魚を守るためもこのアシの群生を守ろうとしている。
産卵の場所を与え、またブラックバスから幼魚を守るのがアシの役割という。
アシは悪しに通ずるとして、「ヨシ(良し)」とも呼ばれる。
琵琶湖古来の生物体系を是非守りたいものだ。
私たちの食文化にも琵琶湖の影響は大きく、私も子どものころからアユ・モロコ・フナ・コイなどに親しんできた。
フナ寿しなどは最高の珍味だ。
是非、「琵琶湖・良し(ヨシ)」に戻ってほしいものだ。
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