坂田郡 五座 並小

山田神社

山田神社 彦根市宮田町下沢
祭 神  猿田彦大神 譽田別尊 三女神(多紀理比賣命 市杵島比賣命 多岐都比賣命)
神 紋  左三ツ巴
境内社  仲哀神社 皇后神社
由 緒
  社伝に、孝安天皇の御宇、猿田彦大神の神霊初めて此地に降臨ありて神籬を造り之を斎き祀る。次に皇極天皇の朝に、
  息長山田公あり坂田郡に縁由ある人なれば山田氏の族其祖先の誉田別尊及び三女神を従来祀る所の猿田彦大神に配祀し
  山田神社と称した。延暦二十年坂上田村麿が東征の途次本社に戦勝を祈願し、凱旋の後、社殿を建立す。
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日撫神社

日撫神社 米原市顔戸
祭 神  少彦名命 息長宿禰王 應神天皇
神 紋  左三ツ巴
由 緒
  「神祇志料」に「新撰姓氏録を案ずるに、山田造火撫直ありて、共に後漢霊帝四世の孫阿智使主の族也と云う、之によれば、
  二氏の族或は此地に居る者、其の祖先を祀れるか」とある。
  社伝によると、当地は、神功皇后の祖先代々住まわれし地なるを以て、皇后此の地を深く慕われ、三韓より凱旋の後、
  此の地に祠を建て、少名毘古命と御父息長宿禰王を祀られたのが創祀と、由来を説いている。
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伊夫伎神社

伊夫伎神社 米原市伊吹
祭 神  伊富岐大神 素盞嗚尊
境内社  秋葉神社 権現神社
由 緒
  『古事記』に、
  倭建命、「この山の神は、徒手に直に取りてむ」とのりたまひて、その山に騰りましし時、白猪山の辺に逢ひき。その大きさ
  牛の如し。ここに言挙して詔りたまはく、「この白猪に化れるは、その神の使者ならむ。今殺さずとも、還らむ時に殺さむ」と
  のたまひて、騰りましき。ここに大氷雨を零らして、倭建命を打ち惑はしき。この白猪に化れるは、その神の使者にあらずて
  その神の正身に当りしを、言挙によりて惑はさえつるなり。
  この白猪こそ伊富岐大神である。またの名を気吹雄命、またの名を多々美比古命という。
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岡神社

坂田神明宮 米原市宇賀野
祭 神  天照皇大神 豊受毘売命
神 紋  丸二橘
境内社  内宮 外宮 七所宮 四所宮 倭姫社
境外社  宇賀野神社
由 緒
  垂仁天皇八年の代、天照大神を淡海甲可日雲宮より、此地に二ヶ年の間奉斎し、分霊の旧社として、古より坂田宮と称した。
  また、鎮座の地を求めた倭姫命の神徳を偲び、命を祀ったのが坂田神明宮の起源である。
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岡神社 米原市間田
祭 神  皇産霊大神 外六柱
神 紋  左三ツ巴 平四ツ目七ツ割
境内社  秋葉神社
由緒
  創祀は白雉三年、祭神皇産霊大神は大梵天王神とも云う。白雉元年、出雲国人移住し、大原郷の開拓に際し、姉川の水を
  引きて用水の便を計り、開拓地に灌漑をした。此の工事は同三年に完成し(出雲井と称し現存する)、斯くて人々五穀豊穣を
  祈らん為、岡山に祠堂を建立し大梵天王と称し勧請したと伝える。
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長岡神社 米原市長岡
祭 神  素盞嗚尊
神 紋  五ツ木瓜
由 緒
  創祀は天平宝字六年という。
  社伝には「坂田郡五座の所に岡神社あり、在長岡(奈加乎加)」とある。往古は岡里といい、社号を岡天王社といった。
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彦根神社 彦根市後三条町宮立
祭 神  活津日子根命
神 紋  井桁 橘
境内社  岡神社
由 緒
  明細書によると、創祀年代由緒等不詳であるが、社伝には、昔大洪水があり、多賀久徳の地より御神体が流れついたので
  これを祀り、川流れの明神または田苗、田中の明神と呼び、土地の鎮守の神として今日に至ると伝えられる。
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山津照神社

山津照神社 米原市能登瀬
祭 神  国常立尊
神 紋  菊 桐
境内社  青木神社 若宮八幡神社 春日社 北野社
由 緒
  創祀年代不詳
  「興福寺官務牒疏」は宣化天皇三年三年影向勧請と記す。
  社伝には、この地に勢力を有した息長真人家の祖先を祀りし神なり。境内にある山津照神社古墳は、土地の伝説に、
  神功皇后の父、息長宿禰王の墳墓という。
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