大伽耶・新羅の旅

金海市  亀旨峰

慶尚南道 金海市山洞

首露王妃陵の近くに亀旨峰がある。

それはそれは高い峰である。

ここ亀旨峰に六つの卵が降りてきて、首露王はじめ6人の王が生まれ、六伽耶が誕生した。

ところが、この亀旨峰の登り道にはあちこちに大きな卵型の石があり、7人目、8人目の王子が誕生するかも・・・。

峰というからどんな高い山かと想像していたが、標高30bほど小さな丘である。

日本の明日香村にある雷岳も同じような丘であるが。昔の人は韓国も日本もかなり誇大表現をする。

頂上には降誕碑が立つ。

頂上には支石墓というおおきな石もある。古墳の蓋石だろうか。

迎大王歌碑が立つ。

亀何亀何 首其現也 若不現也 燔灼而喫也

亀よ亀よ 頭出せ ださずんば やいてたべるぞ

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村人たちがこの歌を歌うと、六つの卵が降りてきた。

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小丘はきれいに整備された公園で、梅の花が咲きはじめていた。

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亀旨峰の麓に博物館がある。

国立金海博物館

 

金官伽耶の宝物をはじめ古代の遺品が数多く展示されている。

日本の弥生時代から古墳時代の遺品によく似ている。そりゃそうだ、この金海から日本に伝わった文化やから。

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日本語がとても上手で、とてもきれいな李さんが館内を案内してくれた。

宝物を見ているより、李さんの顔を見ている方が多かったと思う。ほんまにきれいな女性やったなぁ。金海の宝物やな。

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韓国の旅

金海市 亀旨峰

「万葉集を携えて」

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