久世の鷺坂

城陽市久世柴ヶ原

鷺坂にして作る歌一首

山背の 久世の鷺坂 神代より 春は萌りつつ 秋は散りけり  巻9−1707

城陽市久世に久世神社がある。

この神社の東側(写真右端)に今も坂道があり北方に上る。この坂が「久世の鷺坂」である。

古跡を示す標石と万葉歌碑が道路わきに立つ。

大和から近江に向う古道で、橘諸兄の里井出を発ち、ここ鷺坂を越えると宇治の渡となる。

久世・鷺坂の万葉歌と万葉歌碑

鷺坂にして作る歌一首

栲領巾の 鷺坂山の 白つつじ 我れににほはに 妹に示さむ  巻9−1694

山背の 久世の社の 草な手折りそ 我が時と 立ち栄ゆとも 草な手折りそ  巻7−1286


久世の鷺坂古跡碑横 巻9−1707

久世神社境内 三首

・・・・・

東京の鷺坂

東京都文京区小日向2丁目に鷺坂があり、ここに万葉歌碑がある。巻9−1707である。

参考までに載せる。

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