しば

たち変り 古き都と なりぬれば 道の芝草 長く生ひにけり  巻6−1048

チカラシバ

イネ科チカラシバ属

多年草。

容易に引き抜けないことから力芝の名がある。

高さ60〜80aで大株となる。

葉は線形で葉鞘は平たい。

花穂は長さ10〜15aの円形形で直立し、長さ1〜3aの剛毛に包まれた小穂を密につける。

花期 8〜11月。

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嫌われもののチカラチバですが、写真のように光を受けて穂が輝いているとなかなか見応えのある風景になるでしょう。

これだけ一面に穂を並べるチカラシバはなかなか見られませんよ。

淡路島・北淡町の浅野公園で撮りました。

少々手入れが出来ていないタイミングだったのでしょう。

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『万葉集』に詠まれた「しばくさ」は二首

たち変り 古き都と なりぬれば 道の芝草 長く生ひにけり  巻10−1928

畳薦 隔て編む数 通はさば 道の芝草 生ひずあらましを  巻10−1929

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