はまゆふ

み熊野の 浦の浜木綿 百重なす 心は思へど 直に逢はぬかも  巻4−496

ハマオモト

ヒガンバナ科ハマオモト属

海辺に生える常緑の多年草。

りん茎は高さ50aほどで、40〜70aの帯状で光沢のある葉を広げる。

葉の間から50〜80aの太い花茎をだし、芳香のある白い花を10数個開く。

花期 7〜9月。

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ハマオモト(ハマユウ)を見ようと思ったらやっぱり柿本人麻呂の云う熊野でしょうね。

犬養先生の歌碑もある和歌山県新宮市の孔島(くしま)に行きますと、万葉歌の本場が味わえます。

島といっても歩いて渡れます。

その他で私が訪れたのは、

山口県下関市豊北町の角島(ここも立派な橋が出来て、車で渡れます)、

福岡県芦屋町の玄界灘を望む浜辺、

いづれも百重なすハマユウで見事でした。

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和歌山県孔島

山口県角島

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『万葉集』に詠まれる「はまゆふ」は上記の一首のみ。

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