うのはな
ほととぎす 鳴く声聞くや 卯の花の 咲き散る岡に 葛引く娘子 巻10−1942
ウツギ
ユキノシタ科ウツギ属
5月下旬から7月にかけて、円錐花序を多数だし、直径1〜1.5aの白い花が密に垂れ下がって咲く。
花弁は5個、雄しべは10個、花糸には狭い翼がある。
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ウツギには、ヒメウツギ、マルバウツギ、サラサウツギ、ウラジロウツギ、バイカウツギなど種類が多く、ホトトギスも迷う。
私の近くでは比良山系、鈴鹿山系の山野でよく見かけるが、
特に鈴鹿山系の滋賀・信楽から三重・阿山への山道は見事なウツギがいっぱいに咲いていた。
ウツギには、科・属の違うウツギもあって、さらにややこしい。万葉に詠われた卯の花はユキノシタ科ウツギ属だろうね、きっと。
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ハコネウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)
ベニバナニシキウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)
タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)
ツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属)
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