やまぶき
山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく 巻2−158
ヤマブキ
バラ科ヤマブキ属
落葉低木。
山地の谷川沿いなど、湿ったところに生える。
鮮やかな黄色の花を咲かせ、黄金色を山吹色というほど親しまれている。
4〜5月、前年枝からのびた短い枝の先に直径3〜5aの鮮黄色の花を1個開く。
花弁は5個で平開し、倒卵形で先はまるくてわずかにへこみ、基部は急に細くなる。
和名の山吹は、古くは山振の字があてられ、しなやかな枝が風に揺れる様子から名付けられたという。
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ヤマブキは庭木としても可愛がられ、拙宅にも毎年花を咲かせてくれます。
八重咲きの豪華な品種もありますが、
万葉花としてはやはり一重の清楚なヤマブキが合うと思います。
長野県鬼無里村から長野市に出る街道沿いはそれは見事なヤマブキ街道でした。